戦時体制を引き継ぎつつ構築された記者クラブ制度は戦後を形作る戦後レジームのひとつ

戦時体制を引き継ぎつつ構築された記者クラブ制度は戦後を形作る戦後レジームのひとつ。
安倍総理は戦後レジームからの脱却というのであれば、それこそ外圧を利用して記者クラブを廃止したらどうかと思います。bandicam 2017-06-14 01-27-37-550bandicam 2017-06-14 01-27-41-990
国連人権理事会 日本はメディアの独立性強化を6月13日 4時54分NHKニュース
NHKニュースが国連人権理事会特別報告者のデービッド・ケイ氏の記者クラブに関する発言を引用していた。日テレニュースでは引用していなかった。

戦前は暗黒だとか何とか印象で言われる事が何かと多いです、戦前とひとくちに言っても、20年代の戦前と30年代の戦前と40年代の戦前は違います。戦時体制が構築される前後では違いますし、時代というのは1~2年単位で見ても違うので大体10年単位で見たらかなり変わります。それなので、戦前=暗黒と一括りにして論じられる風潮に自分は違和感を持っています。時代を論じるのであれば、せめて10年単位で語られるべきであろうと考えています。出来れば、その時代の制度や風習や風潮などの時代背景を踏まえて詳細に。自分は新聞統制が始まった一時を除いては今よりもマシだったのではないかと思うのです。新聞統制が完成してからの戦前~戦中、GHQ支配されていたまでの戦後の時期は当然駄目です。暗黒です。しかし、戦争に伴いメディア統制がなされる以前のメディア媒体の状況自体は、もしかしたら今よりもマシだったかもしれないのです。今よりも媒体数が多く、メディアが一箇所に集中しておらず、色んな分野の人達が集まって自由書いてた印象も持ちます。書いていた記者の人間性も今よりも豊かだったかもしれない。今の記者クラブメディア媒体(産経、読売、毎日、日経、朝日)が主要メディアとされて支配する環境の方がよほど統制されていてよっぽど全体主義ファッショ体制で暗黒時代の様に思えます。主要5紙とクロスオーナーシップで結ばれたその系列テレビ(日テレ、TBS、テレビ朝日、フジテレビ、テレビ東京)が情報発信を独占支配してる状況が続いてるというのは改めて異様な光景だなと思います。そして、我々はその状況に慣らされてなんとも思わなくなっているのがより恐ろしい所です。そして発信する側は、大体が記者クラブをはじめとする戦時レジームを引き継いだ戦後メディアレジーム体制に組み込まれて、その中で許容される範囲内でしか発言が及ばなくなる。時折アリバイ工作的にガス抜きしてカモフラージュする程度。統制された空間は、同調圧力、人事などで巧みに作られて行く。

電波オークション解禁、クロスオーナーシップ禁止や記者クラブオープン化、日本版FCC創設などメディアの独立性の担保は民主党政権の時に法案成立直前まで行きましたが、こらえ性なく、鳩山内閣が内閣総辞職してしまったので頓挫しました。その後の参院選後に自民党に敗北した以後の民主党政権は菅直人総理を筆頭にメディア改革法案をはじめとして次々と反故にし、最終的には、言ってもない、消費税増税法案の成立に野田総理が血道を上げるという暗黒時代だったと言われてしまう様な見るも無残な政権と化していました。参院選前にこらえ性を持って、メディア改革法くらいは成立させておけばその後の民主党に対する評価も違うものになっていたでしょう。

敵国条項を今だに設けてる国連は安倍政権にとって憎き相手ではあるのだけれど、安倍政権は安定している今こそ、民主党が出来なかったメディア改革を、外圧によってでも、戦後レジームからの脱却の一環として成してみたらどうかと思います。